極楽京都日記: 【漫画感想】異世界おじさん（殆ど死んでる）

■というわけで昨今はライトノベルを中心に、
異世界に転生して現世では無用だった力が、
その世界では希少であったりして、
無双的に敵をなぎ倒し、大活躍！
異世界の美少女たちにモテモテになっちゃう。
若者向けギャバクラ物語が席巻しておりますのですが。

■いわゆる「異世界モノ」として
一ジャンルを築くほどの人気となっております。

■で、この漫画「異世界おじさん」
ほとんど死んでるさんの漫画、殆ど死んでるはペンネームですよ。

そのテンプレートに基づきながらの
カウンター漫画。

■物語は異世界に行って
現実世界に帰ってきたところから始まるのだ！

彼は17歳で異世界に飛ばされ、
現実世界では17年間昏睡状態だった

そう、彼はもう34歳！
立派なおじさんだ！

■そんな異世界おじさんと同居することになった甥っ子。
彼はもちろんおじさんが異世界に行ったなんて嘘だろうと思っていたが、
それは本当だったのだ！

おじさんは異世界で覚えてきた魔法とともに
その過去の冒険について語り出す。

■さぞかし素晴らしい冒険譚が聞けるかと思いきや。
おじさんは残念な人だった！

ラノベで見たような
ドラゴンを倒すかっこいい展開や
美少女との恋愛シチュエーションが起こっているのに！
残念なおじさんは
そのフラグをことごとくへし折る！

なんでやーーーッ！！

■そんな不器用でトンチンカンな異世界おじさんの
素敵な物語を甥っ子と一緒にツッコミながら聞こう。

とても楽しいよ。

■そしておじさんはゲームハード「セガ」が大好き。
でも、帰ってきた現実の現代には
セガサターンどころかドリームキャストも消滅！
セガは！セガは一体どこに！
うろたえるおじさん。

そんな状況をグフフと笑って読みましょう。

■なんだだろうねこれ？
日常漫画？
青春ハートウォーミングラブコメ漫画かしら？
でも、ちゃんとギャグ漫画だよね。

まぁ、なんか読み終えると
とても充実した気持ちになるので
良い漫画な気がしてきます。

いや、良い漫画ですよ。
そうかな？
どうかな？
ちょっとは覚悟しておけ。
何を？

■そして殆ど死んでる氏、ほとんさんは
これが商業単行本デビューってことになるんだけど。
同人誌でずっと面白い漫画描いてらした方なので
その実力派折り紙つきですよ。

WEBでも大量に読めます。
最近では艦これとかガルパン漫画とかで
古くはハルヒとかシュタインズゲートの漫画とか凄い好きでしたのです。
エッセイ漫画も面白かったなー。