あの時にふいっといなくなった。
あぁ、そうか行こうと思えば
どこにだって行けるのか。
俺はずっとここに居るものだと思っていたし。
それが正しいことだと思っていたのだ。
赤い男はそうひとりごちる。
彼の抜けた穴はほどなく代わりが来るらしい。
赤い男は今もまだ、そこに居る。
あの緑の男はもうどこまで行ったのだろう。
信号はたくさんあるが、
どれだけの男がそうなれるのだろう。
進め、
また止まれ。
そうして進んでゆくが良い。
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歩行者信号の中の人が落ちた瞬間を目撃。 pic.twitter.com/otHChsZgWp— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) 2019年4月26日
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