■随分と昔の映画で
深夜テレビでやってたのを録画して見たのだった。
いやー、とても好きなやつです。
当時も見て、ものすごく魅力されていました。
■「不思議の国のアリス」がベースで
「グーニーズ」とか
「ネバーエンディングストーリー」とか
「ウィロー」とかあの時代の感じね。
■まだ3DCGがない時代の特撮映像技術で本物らしくセットを作ったり
人形の怪物を動かしたり。
でも、ちゃんとまるでその世界に迷い込んだように感じてしまう。
と言うかこの世界は現実のどこかに本当にあるだろうと思ってしまうのですよね。
■物語は親とギクシャクしちゃってるお年頃の娘さんが
大人は自分の気持ちをわかってくれない!
まだ赤ん坊の弟の面倒を押し付けられるし!
もういや!この子なんていらない!
なんて言ってしまったのを魔界の王に聞きつけられて
そうか、それなら私がいただこう?
君の弟は我がゴブリンの国が貰い受けた。
なんてことになっちゃって
振り向くと弟はいない。
そこから異世界の魔王城に弟を助けに行くって話なのね。
■そこは迷宮で
いろんな魔物たちが
いろんな思惑で存在している。
その空間がなんて言うか
あのファンタジー世界観を見事に全部閉じ込めたような
図書館で冒険したあの小説の中の世界が
あふれんばかりに広がっているのですよね。
それは少し怖くもあるけど。
それ以上に魅力的でもある。
怪物たちは恐ろしくも人間的であり。
楽しくて悲しくて嬉しくて面白い。
あぁ、あの馬に乗った犬は「ドンキホーテ」なのね。
■そしてゴブリンの王国なんだけど。
その王たる魔王は美形の男なのだ。
デビットボウイなのだ!
イエーイ!
かーっこいい〜。
もちろん歌うし踊るぜ。
ものの見事にベストマッチ!
■エッシャーのだまし絵のような城に迷い込んだり。
恐ろしげな怪物と友達になったり。
まぁ、なんやかんやで
弟を助け自分の部屋に戻ってこれるのだけど。
あの世界は自分の妄想なんかじゃなくて
本当にあった世界なんだ、と思えてしまう。
とても喜びにあふれる冒険活劇。
もう、お年頃の少年少女の心を
ギュッと掴みますよ。
■あぁ、今見ても
なお良いね。
幸せだ。
極楽京都日記: 【映画感想】KUBOクボ〜二本の弦の秘密〜【#kubo】
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