なんとなく本屋で見つけて買ったらこれが良かった。
すごくシンプルで中心的なところをサックリ描かれてしまっているので
とても私の好みです。
魔術が実在的な能力として社会に存在するけど
そんなにファンタジー過ぎない世界。
必要とされなくなって世界から追い出された魔術師たちの物語で。
結局それは自分には何かがあると夢を見て東京に出てきたが
特に何を成し遂げる訳でもなく
一人暮らしのアパートで寂しさを感じてしまう
女の子の気持ちとシンクロしてしまう。
それらのことがポップで
シンプルな形で
少し奇妙なテンポで描かれるので
普遍的な物語の様子を感じてしまって
大変心地が良いものなのだ。
自分が何をすれば幸せなのか。
どんな世界を望んでいるのか。
隣のあいつはどうなのか?
何を望んでいるのか?
私に何をして欲しいのか?
今あいつは何を悲しんでいるのか?
それは人により様々に違う。
そんなことなので、
多分これ10年後に読んでも
10年前に読んでも
変わらずに面白いと思える漫画だと思いますよ。
良書!良書!
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