■山田玲司漫画は普通にファンなのだけど
「B-バージン」から「絶望に効く薬」までは単行本買って読んでいたのだけどそれ以降は雑誌で読むだけ
「アリエネ」が途中で週間スピリッツから月間に移ってからは読まなくなった
ってな感じなのです。
■基本、山田玲司漫画は
青春で絶望的に悩んでいる人を救う漫画なので、
まぁ、私も救われたのですが。
最近は自分なりの答えが出てきたので
もういいかな?
とか思ってたんですよ。
■そして今回のこの漫画の冒頭
「金ない、モテない、根性ない」
そして童貞で卑屈な主人公に
「親方!空から女の子が!」
みたいなノリでカワイイ女の子が現れて
そんなクズみたいな主人公を
全て許して
全て受け止めて
その全てを愛してあげるわ。
なんて感じの
オタク向け接待キャバクラ漫画で
なんだよこれ!
なんの努力もしない奴が
偶然、運が良くなって良い目に合う。
そんなご都合主義の
「漫画みたいな話」でいいのかよ山田玲司!
■そして変則的ではあるが
「漫画家漫画」でもある
なんだよ山田玲司!
売れる要素を全部入れれば売れると思ったのかよ!
なんて1話読んだ時点では
そんな風に憤慨しながら思ったわけですよ。
■で、この物語の舞台は近未来の日本。
輝かしい未来ではなく
不景気、というかナニカ事故があったのか
日本の大部分は崩壊していて
しかしまぁそれなりに復興してきたが
しみったれた有り様で
国に余裕が全くない。
そして格差社会はより深刻で
そんな中、主人公の青年は卑屈に笑うのだった。
さらにその世界では
「漫画が禁止されていた」
描くものなどはとうにおらず、
その漫画単行本を所持することすら禁止されており。
見つかり次第、それは政府の機関によって焼却処分される。
■機関の上司は言う
「漫画なんてのガキの妄想で、そんなものに浸っていたからこの国はダメになった。漫画なぞクズだ」
そう、漫画は「悪影響」だから燃やしてしまうのだ。
そんな世界。
主人公はその漫画を燃やす政府の機関の下っ端だ。
そんな世界で泥のように働き
誰もいない寂しいアパートに一人帰る。
「俺がこんな境遇なのは社会が悪いせいだ」
なんて愚痴を呟きながら。
まるで、現代の君のようにだ。
そんななか、
禁止された漫画本をきかっけに彼女と出会い。
そしてまた別の人物と出会う。
機関の地下秘密施設に幽閉されていた少年は
「僕は漫画を現実にする力を持っているんだ」
そう言ったのだった!
■えー!?
どうなるのこれー?
「漫画は人を変える影響力があるのか?」
「漫画を現実にする?」
「現実と漫画の区別がつかない馬鹿?」
「良い影響力?悪い影響力?」
「君が望む漫画のような世界とはどんなだ?」
みたいなことが怒涛に想像されて
「この世界こそが君の望んだ世界ではなかったのかね!」
みたいなね^
とりあえず2巻まで様子見〜(様子見かよ!^^)
あ、ゴールデンパンサーが意外と一番好きかも。
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