◾️とても良かった!
小難しいやつなのかと思っていたけど、
全然エンターテイメントだった!
選挙の策略謀略が跋扈し、
展開が二転三転した後に、
本来の選挙の目的に美しく到達する。
主人公の心が揺れに揺れまくるのがたまらないですよ。
なんとも素敵な物語でした!
◾️ねぇ、選挙なので事前の票集めとかあるわけですよ。
100人ちょっとの世界中の枢機卿が集まって投票するわけですね。
それでいて投票総数の2/3を集めないと1位であっても
再選挙なわけですよ。
なので大体票がわかってきたら、
勝ち目のない所の人は上位の誰かに鞍替えする。
そこでそれぞれの思惑が錯綜して、
ついには相手を蹴落とす情報戦に!
◾️あ、これハンターハンターの選挙の時のやつと同じだー。
そして王位継承争奪戦のやつとかとも重なる。
◾️教皇選挙では演説的なことはしないんだけど、
トラブル続出の折りの立ち回りによって
その人の評価が上がったり下がったりするのよね。
そして聖職者で教会なのに、
もうドロドロの乱戦!
人間模様がぐっちゃぐちゃよ!
◾️教会の社会的地位が落ちてるから
世間の評判を気にしないといけないし。
お互い牽制しあっているから
全然力を合わせてなんて出来てないし。
◾️主人公は選挙の取りまとめを任されているんだけど。
本人にも教皇になる資格があるから。
お前も本当は狙ってるんだろ!
と難癖つけられたりする。
ものすっごく管理職の悲哀〜。
もー、みんな〜
喧嘩はやめて〜!
そっかお仕事映画でもあるのね。
◾️しかし、そんなことをしながらも。
最終的には戦争は良くないね。
自由で平等をちゃんと実現していかなくてはならないね。
と素晴らしく良い方向に導かれるんですよね。
あの、滅茶苦茶な状態からこんなところに?
みたいな。
◾️途中、偶然なのだけど。
すごく神秘的な光景が現実として広がったりで。
一瞬、神の存在を感じてしまいそうになりますよ。
◾️そして、それでいても
人間がそれぞれ頑張って良い方向に向かわなければ。
こんな聖職者の人であっても
自分と違う国の人を人間扱いせず、
戦争をで相手を打ち負かそうとしてしまう。
◾️それが人間のサガなのだから。
力を込めて疑い続けないといけない。
自分の信念を。
確信を持ってしまうと、疑うことはせず。
何も考えることなく、他を排除してしまう。
まるでそれが真実で正しいことであるかのように。
◾️自分中心の正義をかざしてしまう。
自分が一番中心で守られている正義を良しとしてしまうのだ。
自分は常に間違っているかもしれない。
と思い続けないと平和も平等も遠くになってしまう。
◾️そんなことを考えつつも。
ものすごくスッキリする物語でしたよ。
考え続けろ、って話なんですけどね。
つい易き方に流れてしまうのよね。
用心用心。
◾️あ、あと映像というか画角がバッチリ決まっていて
良い絵ばかりでうっとりした〜。
ほとんど選挙のための館内だけの密室映像なのに。
素敵すぎる〜。
映画『教皇選挙』公式サイト
「教皇選挙」Prime Video
歴史アドベンチャー ローマ教皇とバチカン 2000年の謎 (TJMOOK)
「教皇選挙」とても良かった!小難しいやつなのかと思っていたけど、全然エンターテイメントだった!選挙の策略謀略が跋扈し、展開が二転三転した後に、本来の選挙の目的に美しく到達する。主人公の心が揺れに揺れまくるのがたまらないですよ。なんとも素敵な物語でした!https://t.co/qSQB3z7cJJ pic.twitter.com/88I3Gdc7t6
— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) August 16, 2025
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