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2021年8月30日月曜日

【映画感想】サイコ・ゴアマン


■「サイコ・ゴアマン」

サイコーだった!

正義も悪も無ぇ!


主人公の女の子が

「私が英雄なのよ!我こそが王!」

と言う


クレイジーギリギリなのに

ギリで憎めないので可愛いという

絶妙のバランスで、

異様に清々しい映画でした。


心の底から笑顔になれる!

はぁーたまらぬパワー!

全力人間!

残虐宇宙人!

破壊!


■B級映画的な予告だったのでそれなりの心構えで挑んだが。

そんなことはなかった。

無論、高級な映画ではないのは、そうなのだが。

ご立派な映画がこぼれ落としてしまった、

根本的な映画の情熱がここにあった。


■一般的な家庭。

そこそこの母親と父親。

お兄ちゃんと妹。

子供たちは今日も元気でお外で遊ぶぜ!

カナダ地方の謎の球技「クレイジーボール」を

奇声を上げならが泥まみれで相手にボールをねじ込むぜ!


勝てば宇宙王者!

負ければ生き埋めだ!

とにかくこの妹ちゃんが圧倒的王者!

兄と心から楽しく一緒に遊んでいるんだけど、

兄からすると軽く虐められているような有様!


そして妹ちゃんはゲームに勝利!

さぁ、穴を掘りなさい!

…本当に生き埋めにするのかよ!

ヤベェぞこいつ。


■そんな穴を掘っていると

謎の棺?を見つけて

さらにその封印を偶然解いてしまって。

長年封印されていた残虐宇宙人を蘇がえられさせてしまうのだ!


■凶悪宇宙人は地球人を虐殺していくぞ!

しかし、封印を解いた時に妹ちゃんが手にした宝石が

宇宙人の弱点であり、

それを持つものは彼を自在に操ることができるのだ!


残虐宇宙人はエキセントリック少女に絶対服従の者となったのだ!


■残虐宇宙人は少女ミミのの言う通りに過ごさなければならない!

一緒に遊んだり、

一緒にショッピングに行ったりするぞ!


なんだこれ!


楽しい!


■しかし、残虐宇宙人はちゃんと残虐で

隙あらば人間を殺すし。

ちゃんとしてる!

ちゃんとしてる?


■そしてその復活を察知した宇宙協議会は

刺客を送り込む。

最強同士の戦いだ!


■だが、最も強いのはエキセントリックガール!

ミミちゃんである!


かっこいい〜!

強いぜ〜♪

イカすぜ〜♪

誰の命令も聞きはしないぜ。

なぜなら!

私が宇宙王者だからだ!


■もう終始、このミミちゃんの暴君的パワーに圧倒される。

それがもう嫌ではないのだよ。

普通の人間なら躊躇してしまうところを

ドカーンと進んで行ってしまう。

残虐宇宙人に対してさえおなざりだ。


だが、そこに痺れる!

憧れるゥ!!!


お前のちっぽけな建前の常識などはどうでも良いのだ!


そんなことを思わせる。


■とてつもない爽快感を感じる映画でしたよ。

もちろん残虐表現も盛り沢山なのだけど、

それですら笑えてしまう。

心の底から楽しい!

と言う笑い声で、

喜びに満ち溢れるのだ。


■それはきっと監督が

自分の好きなものを全部詰め込んだからだと思う。

本当にギュウギュウに詰め込んである。

好きで楽しいものを名一杯。

これで楽しくないわけがない。


■そう!そうであれ!

そうそうすべきなのだ!

嫌いなものを並べて見せるな!

好きなものを全部集めて、

ギュッと抱きしめろ!


■それで宇宙は救われる!

それで君は救われる!

地球は破滅するかもしれんが。

まぁ、楽しければいいじゃないか。


そんな映画だよ。

よかったね。

安心!

破壊!



『サイコ・ゴアマン』オフィシャルサイト



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