■魔女見習いをさがして
いやー無茶苦茶良かった!
励ましたり慰めたりはしない!
寄り添いもしない!
都合の良いハッピーエンドもない!
友情は利益を共有し合うフェアトレードなのだ!
それが泣けるほど心地よい。
だからこそちゃんと現実に魔法がかかるのだ!
ヤッター!
■予告編見て、
あぁ、なんか現代に生きる大人になった女の子が
社会の嫌なことに削られて悩んで消耗する話かなー、
そんなのは見たくないなー、
あー、どうしようー。
と思ったが。そうではなかった!
よかった!安心!
■年齢も住むところも違う女の子が
昔見たアニメ「おジャ魔女どれみ」をきっかけに友達になる話なのだ。
そして三人で旅行に行く楽しいお話なのです!
イェイ!
観光して、
美味しいものを食べて、
元気になろう!
■なので「おジャ魔女どれみ」のキャラは基本的に出てこないのだ。
しかしこの映画はまごうことなく「おジャ魔女どれみ」であったと言えるだろう!
まさに、まさに!
■何がそうであったかというと。
物語的ウソが無いのだ!
いや、いっぱいあるけど。
そうじゃなくてさ、
都合の良い物語的嘘が無いのだ。
ちゃんとそこに生きている人間がいる。
書かれた物語ではなくて、
そこに存在する彼女らの本当の人生の話が見えてくる。
■いやー、その塩梅が絶妙なんですよねー。
問題がスカッと解決して気持ち良いー!
ってことではなく。
本人の中で確かな納得が得られるのですよ。
じっくりじわじわと。
■それらを助ける三人の友達関係も
「愚痴を聞いてあげる」とか
「慰めてあげる」とか
微妙に上から目線のそれではなく!
■「あんたのためならできることはするよ、
だってその方が私も嬉しいから」
みたいな!みたいな、な!
お互いに幸せを取引しあう。
違う性格、違う能力だから、
それは出来る。
■そして基本的な「人間の幸せの具体的な形」は
「おジャ魔女どれみ」で共有済みなのだ。
そうです!
「おジャ魔女どれみ」は
人間の幸せについて描いた作品だったのだ!
なのだ!
本当かよ?
知らんけど。
そんな感じで幸福で泣いちゃうのよね。
良かったね、みんな。
「ねぇー、私、戻って買ってきましょうかー?」
「うるさーい、私たちは前に進むしか無いのよー!!」
「おーーッ!!」
おジャ魔女どれみ20周年記念作品
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