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2020年11月21日土曜日

【映画感想】魔女見習いをさがして【アニメ】


■魔女見習いをさがして 

いやー無茶苦茶良かった!

励ましたり慰めたりはしない!

寄り添いもしない!

都合の良いハッピーエンドもない!


友情は利益を共有し合うフェアトレードなのだ!

それが泣けるほど心地よい。

だからこそちゃんと現実に魔法がかかるのだ!

ヤッター!

■予告編見て、

あぁ、なんか現代に生きる大人になった女の子が

社会の嫌なことに削られて悩んで消耗する話かなー、

そんなのは見たくないなー、

あー、どうしようー。


と思ったが。そうではなかった!

よかった!安心!


■年齢も住むところも違う女の子が

昔見たアニメ「おジャ魔女どれみ」をきっかけに友達になる話なのだ。

そして三人で旅行に行く楽しいお話なのです!

イェイ!

観光して、

美味しいものを食べて、

元気になろう!


■なので「おジャ魔女どれみ」のキャラは基本的に出てこないのだ。

しかしこの映画はまごうことなく「おジャ魔女どれみ」であったと言えるだろう!

まさに、まさに!


■何がそうであったかというと。

物語的ウソが無いのだ!

いや、いっぱいあるけど。

そうじゃなくてさ、

都合の良い物語的嘘が無いのだ。

ちゃんとそこに生きている人間がいる。

書かれた物語ではなくて、

そこに存在する彼女らの本当の人生の話が見えてくる。


■いやー、その塩梅が絶妙なんですよねー。

問題がスカッと解決して気持ち良いー!

ってことではなく。

本人の中で確かな納得が得られるのですよ。

じっくりじわじわと。


■それらを助ける三人の友達関係も

「愚痴を聞いてあげる」とか

「慰めてあげる」とか

微妙に上から目線のそれではなく!


■「あんたのためならできることはするよ、

 だってその方が私も嬉しいから」

みたいな!みたいな、な!


お互いに幸せを取引しあう。

違う性格、違う能力だから、

それは出来る。


■そして基本的な「人間の幸せの具体的な形」は

「おジャ魔女どれみ」で共有済みなのだ。


そうです!

「おジャ魔女どれみ」は

人間の幸せについて描いた作品だったのだ!

なのだ!


本当かよ?

知らんけど。


そんな感じで幸福で泣いちゃうのよね。

良かったね、みんな。


「ねぇー、私、戻って買ってきましょうかー?」

「うるさーい、私たちは前に進むしか無いのよー!!」

「おーーッ!!」



おジャ魔女どれみ20周年記念作品

映画『魔女見習いをさがして』公式サイト



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