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2020年9月19日土曜日

【映画感想】TENET テネット


■いやー、無茶苦茶面白かった!

脳味噌グルングルン回る!

SFでアクションなんだけど、

ひとつの要素が加わっただけで

面白さが何倍にもなってしまう!

スリルや恐怖も倍になるのだけど

友情や未来の希望までもが倍になってしまう!


■諜報員、いわゆるスパイが主人公で。

国際的な世界の危機に

国家からミッションを依頼され

武器密売マフィアや巨悪と戦っていくのだ。


…っていう割とよくあるストーリーなんだけど。


■そこに「時間の逆行」というアイテムが入ると

この世界は複雑になり

より魅力的になるのだった。


時間の逆行なんて言うと

時間を巻き戻す、過去に戻る。

あったことをなかったことにする。

なんてことを考えがちだけど。


これは微妙に違う。


■初めに知るのは

「物質の逆行」ひとつの物が時間の流れを遡っていく、というもの。

世界全体の時間は前に進んで行くのに

その物体は現在に在りながら過去への行動へと回帰していく。


落としたボールが逆行し、手に戻ってくる。

落ちているボールを拾ったあと再び落とすと決めていれば。

落ちているボールが、フィルムが逆回転するように、手に戻ってくる。

未来は君が決定したのだから、必ず実現し、逆行すれば、そうなる。


時間とはなんなのか?


■全ての人は何もしなくとも

時間を前に進ませる。

世界が勝手に動いているのだろうか?

いや、自分も動いている。

なので歳を取る。

自分は何もしないし止まっていると言うのであれば

永遠に生きられるはずだ。

しかし、そんなことはない。


何かの力によって

全ての物は未来に向かって

時間の中を進んで行く。


■では、そのスイッチを逆に入れたらどうなのか?

その物質は過去に向かって進んでゆく。


エントロピーの増大を

エントロピーの減衰に


■まぁ、そこがこの物語におけるたったひとつのペテンなのだけど。


未来でそういう発明がなされた、ということだ。

それは飲もう。


■なのでうまく使えば、人間ひとりを逆行人間として使うことができる。

決まり切った過去のポイントにさかのぼる。

そうして、その時点での運命のスイッチを切り替える。


過去の改変である。


■そしてそれは特別な人間に授けられた特殊能力ではなく。

機械により誰もが実行できる方法なのだ。


なのでみんな使い出してややこしい!


組織では指令が未来から来る。

ともすればその組織の発端は未来なのだ。

未来から過去に逆行し進んでゆくミッション。


■過去の自分、未来の自分。

そして現在の自分。


「そう、過去からと未来から、挟み撃ちの形になる」


■いやー、しかし主人公の相棒の

相棒度合いが逆行により

滅茶苦茶うなぎ上りに急上昇したのは

たまらなかったですよ!

萌の極地!!

あ、あれだシティーハンターの槇村!


■映画はもちろんきっちり終わったのですが。

この事件における主人公の活動はまだ半分しか終わってなくて、

ここから未来で過去に影響を与えていけなければいけないのだ。


■あれですよ、ジョジョのスタンド攻撃

時間を吹っ飛ばす系のアレとか。

ハンターハンターの念能力バトル。

しかも同条件で?

みたいな考察が好きな人は

楽しすぎて脳が焼けるよ!

ヤッタネ!


■いやー、本当。

面白すぎて疲れた〜。

プール授業の後の午後授業のような眠み。


■そして映画館出た後

ジャッキーチェンの映画を観た後のような高揚感!

俺も時間の逆行が可能なのではないか?

時は我の手の中にッ!!


なんて思っちゃうよ。

興奮!


映画『TENET テネット』オフィシャルサイト

あと、ドルビーシネマっていう音が無茶苦茶良い環境で見たのだけど。

これ正解だった!とても良い!ビリビリ震える、音響体験!



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