■いやー、無茶苦茶面白かった!
脳味噌グルングルン回る!
SFでアクションなんだけど、
ひとつの要素が加わっただけで
面白さが何倍にもなってしまう!
スリルや恐怖も倍になるのだけど
友情や未来の希望までもが倍になってしまう!
■諜報員、いわゆるスパイが主人公で。
国際的な世界の危機に
国家からミッションを依頼され
武器密売マフィアや巨悪と戦っていくのだ。
…っていう割とよくあるストーリーなんだけど。
■そこに「時間の逆行」というアイテムが入ると
この世界は複雑になり
より魅力的になるのだった。
時間の逆行なんて言うと
時間を巻き戻す、過去に戻る。
あったことをなかったことにする。
なんてことを考えがちだけど。
これは微妙に違う。
■初めに知るのは
「物質の逆行」ひとつの物が時間の流れを遡っていく、というもの。
世界全体の時間は前に進んで行くのに
その物体は現在に在りながら過去への行動へと回帰していく。
落としたボールが逆行し、手に戻ってくる。
落ちているボールを拾ったあと再び落とすと決めていれば。
落ちているボールが、フィルムが逆回転するように、手に戻ってくる。
未来は君が決定したのだから、必ず実現し、逆行すれば、そうなる。
時間とはなんなのか?
■全ての人は何もしなくとも
時間を前に進ませる。
世界が勝手に動いているのだろうか?
いや、自分も動いている。
なので歳を取る。
自分は何もしないし止まっていると言うのであれば
永遠に生きられるはずだ。
しかし、そんなことはない。
何かの力によって
全ての物は未来に向かって
時間の中を進んで行く。
■では、そのスイッチを逆に入れたらどうなのか?
その物質は過去に向かって進んでゆく。
エントロピーの増大を
エントロピーの減衰に
■まぁ、そこがこの物語におけるたったひとつのペテンなのだけど。
未来でそういう発明がなされた、ということだ。
それは飲もう。
■なのでうまく使えば、人間ひとりを逆行人間として使うことができる。
決まり切った過去のポイントにさかのぼる。
そうして、その時点での運命のスイッチを切り替える。
過去の改変である。
■そしてそれは特別な人間に授けられた特殊能力ではなく。
機械により誰もが実行できる方法なのだ。
なのでみんな使い出してややこしい!
組織では指令が未来から来る。
ともすればその組織の発端は未来なのだ。
未来から過去に逆行し進んでゆくミッション。
■過去の自分、未来の自分。
そして現在の自分。
「そう、過去からと未来から、挟み撃ちの形になる」
■いやー、しかし主人公の相棒の
相棒度合いが逆行により
滅茶苦茶うなぎ上りに急上昇したのは
たまらなかったですよ!
萌の極地!!
あ、あれだシティーハンターの槇村!
■映画はもちろんきっちり終わったのですが。
この事件における主人公の活動はまだ半分しか終わってなくて、
ここから未来で過去に影響を与えていけなければいけないのだ。
■あれですよ、ジョジョのスタンド攻撃
時間を吹っ飛ばす系のアレとか。
ハンターハンターの念能力バトル。
しかも同条件で?
みたいな考察が好きな人は
楽しすぎて脳が焼けるよ!
ヤッタネ!
■いやー、本当。
面白すぎて疲れた〜。
プール授業の後の午後授業のような眠み。
■そして映画館出た後
ジャッキーチェンの映画を観た後のような高揚感!
俺も時間の逆行が可能なのではないか?
時は我の手の中にッ!!
なんて思っちゃうよ。
興奮!
あと、ドルビーシネマっていう音が無茶苦茶良い環境で見たのだけど。
これ正解だった!とても良い!ビリビリ震える、音響体験!
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