自動

2020年4月14日火曜日

【映画感想】AKIRA 大友克洋【アニメ】


■2019年に見ようと思っていたら各種配信サイトから消えていたので。
見てなかったのだが。
ネットフィリックスで復活していたので見たのであった。


■やっぱ異常に面白い。
多分生涯見たのは2回くらいしかないと思う。
映画館では見ていない。
なんかお正月とかによく深夜でやっていた気がする。


■いろんなシーンを結構覚えていたのだけど。
あの時見たのと今見たのでは驚きが違う。
小学生か中学生だったか。
アニメなんだからこのぐらいのクオリティは当たり前だろ?
とか思っていたのだった。

なんてこったい。


■漫画単行本は弟が集めていたので
自分も買いたかったが二人で買う必要もないだろうと
買っていなかったのだ。
確か、5巻6巻あたりなかなか単行本が出なかったのでヤキモキしていたものだ。

■漫画を知っていたので初めてアニメ見たときは
なんか尻切れトンボだな、と思っていたが。
いやいや全然そんなことないぞ。
むしろよくこんなに詰め込んだな。
と言う代物。


■まぁ、なんだ。
とりあえず全てのシーンがカッコいいのだ。
しかもそれがカッコつけた感じではなく。
一生懸命クオリティアップした感じでもなく。
いや、それはしてるんだろうけども。

中心のカッコよさが不動のモノだからだ。


■それは製作者が自身が映画で見た
あのかっこいいシーンを
若さの暴力でこれでもかとねじり込んだ快感。
もちろんそれを大友克洋という天才作家が
全力でぶっ込んだ衝撃!


■つーかこれコンピューターとかでなくて
セルアニメの時代なんでしょ?
セルの裏から絵具でペタペタ塗ったものを
何万枚も作ったわけでしょ?

意味わからんわ!

■アニメの技術はどんどん進歩してるけど。
根本的な中心の部分はその作家性に委ねられてる感じで。
どの時代でも天才は時代を超えてる。


■最近の音楽とかでもそうだけど。
凄い音楽理論で
完璧な音質の
ひとつの狂いもない旋律。
みたいな音楽増えてきて

凄いなー、とは思うけど。
その中心のカッコよさが弱いと
ただ、間違いではないだけのモノになっちゃうのよね。

忌野清志郎の声一発に負けてしまうあの感じ。


■だからと言って天才だけが素晴らしというわけではないのだが。
上っ面の整然さよりも
あなたの中心の塊を見たいのだ!
…みたいな、そんな感じ。

話がズレた。


■そんなわけでAKIRAは凄い。

しかし、アキラ以降の大友作品は
技術的には異様なクオリティなのだが
その中心のパワーが少し弱まった気がしている。

それは若いキャラクターを作者自身が若い時代に描いたパワー。


■少年漫画作家の人は延々と少年のキャラを描き続けられる人もいるのだが。
大友克洋は自分の年齢と共に
感情移入できるキャラの年齢も上がっていくタイプなのだと思う。

というかほとんどの人はそうなのだが。
少年漫画作家が異常なのだ^^

だから逆にアキラの呪縛でもあるんだと思う。


■たぶんスポンサー探しに行っても
「AKIRA 2」作ってくれるんならいいよ、
とか言われるんだろうし。

まぁ、そんなことは知ったこっちゃない。


■やっぱりその中心のパワーなのだ。
アキラ少年が手の中に発生させる
あの膨大なエネルギー
それはたぶん誰もが持っている。

その中心を余すことなく見せつけてくれ。

それがAKIRAなのだ。

なのだ?


■なんか全然映画の感想ではなくなったけど
そういうことだ!

(どういうこと?」


■あと、AKIRAのファミコンゲームもやったことがある。
選択肢を選ぶだけのアドベンチャーゲームだった。
ファミコンの容量問題もありクソゲーだったが
それなりに楽しめた記憶だ。

うむ。


■大人目線で少年を描くと
パワーが目減りしちゃうしね。

もっとパワーを!


 #ORBITALERA #オービタルエラ















0 件のコメント:

コメントを投稿

注: コメントを投稿できるのは、このブログのメンバーだけです。