■みっちりと描かれた背景に
シンプルな人物がポツンと置かれている。
アート系と言おうか
しかしそんなに深刻なものではなく、
だからと言って軽くも無い。
作者の世界がそこにある。
■スタイル的に漫画家panpnaya氏と似ている気がするが
それは表面上だけで
やっぱり作者が違うと
全然違うものになるのだなぁ、と
不思議な感覚だ。
■panpnaya氏は現実の世界を自身の独自のフィルターを通して描いてる感じ。
ネルノダイスキ氏は自身の脳内世界を構築して描き写してる感じ。
■なのでなんでもそこにあるわけでなく
あくまで自身の知り得ることと
想像しうることが描かれてある。
でも、それは他人の脳内を覗き込むようで
とても楽しい。
■その人が夢の中で
何度も行く場所があったりする。
現実の世界には無い場所なのだけど。
夢の中のその地図はじわじわと広がっていく。
その夢の中には
その夢独自の神様がいて
その夢独自のルールがあり
その夢独自の死後の世界がある。
それは多分、ほとんどの人にあるのだろうけど。
それを覚えていて描ける人は稀だ。
■なのでこの本は貴重である。
たった一冊本を買うだけで
ひとつの世界を手に入れることが出来るのだ。
丸儲けだ。
しめしめですよ。
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ネルノダイスキ「ひょうひょう」買ってきた。楽しみ。京都市役所前地下街のふたば書房だった。 https://t.co/XKlkwYAbYn pic.twitter.com/DytZwxjaz7— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) 2019年4月6日
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