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2015年5月6日水曜日

【分類】漫画家の2タイプ。

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■漫画家には二つのタイプがいる。
一つの世界でいろいろな人の話を描く者、
そして違う世界または環境で同じキャラを描く者。
前者は荒木飛呂彦とか鳥山明、
後者は藤子不二雄とかあだち充。
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1、その漫画家の世界観の世界が存在していて、その世界内のいろいろな人物や物語が描ける。

2、新しい物語を描くたびに新しい世界を描くが、登場人物の性格は基本的に変わらない。状況によるキャラクターの反応を描く。
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■なんとなく、この分け方を見つけたのでなんだか凄くスッキリした。
私は前者の世界観が不動で、いろんなキャラを描くタイプっぽいです。

■なんでこんなことを考えたかというと。
たぶん誰もがどちらかで、両方とも自在に出来るって人は少ないと思うんですよね。
もちろんこれ以外って人もいるとは思いますが、
自分のタイプ以外の描き方で描こうと思うと難しいのですよ。
師匠的な人に「漫画の描き方はこうだー!」と言われて
それが自分のタイプと違う場合は延々と描きにくい方法でやってしまい。
悩み続けてしまう。
なので自分のタイプを掴んでおけば
物語を考えるスタートがスムーズになると思うんですよね。

■大ざっぱに言うと
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1、人物を描く

2、世界を描く
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ですね。

もちろん2の人も人物は描くのですが、それはあくまで自分の分身。
なので2の人は現実の歴史物とか偉人伝を描くのが苦手だと思います。
描くとしても自分が理解出来る、自分と同じ様な人しか描けない。

逆に1の人は世界に自分が投影されるので、世界は一つで
新しい世界を想像するのが困難です。
自分の世界に面白い人たちを投入して、その予想される行動を描く。

■つまり
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1、自分以外の人物を描く
(理想の世界を持っている)

2、自分の知らない世界を描く
(理想の人物を持っている)
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と言う感じでしょうか。

1の人は世界は完成されているので、そこにどういう人物を入れるか。
その人物は現実に興味のある誰かで良い。
そしてその人について調べる、想像する。

2の人は主人公は決まっているので、その人物がどんな場所に行くか
どんな状況に巻き込まれるのかを考える。
その起こる出来事、その世界の環境を考える。
これは現実の出来事でも良いし、
想像でも既にある程度下地がある中世ファンタジーや妖怪モノが良い。
ゼロから全て世界を考えるのは避けた方が無難。

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■命名すると
1が冷静タイプ
2が熱血タイプ
かなー。

そんな感じで物語を考え出すきっかけになれば良いですね。
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■分類。

1冷静タイプ
荒木飛呂彦、鳥山明、冨樫義博、岩明均、林田球、とよ田みのる、あずまきよひこ、吾妻ひでお、竹本泉、板垣恵介
2熱血タイプ
藤子不二雄、あだち充、高橋留美子、藤田和日郎、島本和彦、内藤泰弘、安倍吉俊、山田玲司、曽田正人、雷句誠

なんとなくパッと思い付く範囲で分類してみた。
(敬称略)
板垣恵介が冷静タイプ
安倍吉俊が熱血タイプ
なのが意外ッ!!
あと、とよ田みのるは藤子不二雄を師匠的に見ていると思うのだが
タイプは違う。
面白いなー。

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