◼️全然観る気無かったのだけど
あまりに周りが騒がしくて、
えー夢を諦めないで頑張る話なんでしょ〜?
地味で泥臭くて真面目でつまんないやつじゃないの〜?
とか思ってたが、
最高のやつだった。
◼️ありがちでそれっぽいやつではなく、
前進する心の中心を丁寧に絵にして動かしていた。
ダイヤの原石は美しくなる。
◼️丁寧で緻密なアニメも
時によれば製作者の自己満足でしかない場合もある。
しかし、この映画はその細密さが
主人公たちの新しく挑戦する心と合致して
極上のハーモニーを作り上げているのだ。
◼️戦前、そこそこお金持ちの少女二人は
海外の文化に触れてそこに憧れる。
しかし、女性の権利など何もない時代でもある。
それでも飛び出して行ける人はいる。
◼️主人公フジコの快活で夢想的な事を
「パラノイアみたいだ」と言われるとこで
ちょっと笑ってしまった。
日本のアニメに出てくる活発な少年少女は大抵そうだ。
だが、そうでもなければ前には進めない状況がある。
◼️物語は二人の成長の話なのだが、
その背景には戦争がじわりじわりと迫ってきている。
恐ろしい現実がそこにはある。
だからといって、
夢を追う自分のやりたい事に立ち向かうのも現実だ。
多くの人がやっていることが普通で、
それ以外のことをやっている人は異常。
なんてわけはない。
◼️しかし、我々はその時代の常識にとらわれる。
時代ごとの常識なんて、年代が進めば
あっさりと変わってしまうことは知っているのに。
常識を逸脱する人を許さない、
彼らを邪魔する行動に出てしまったりもする。
◼️それは異物に対する恐怖感でもあるし。
自分がした苦労をせずに暮らしている人を罰して、
自分の苦労が間違ってなかったと思いたいというのもある。
それぞれみんな自由にしたらいいのに、
みんないっしょでいて欲しいということと
ない混ぜになってしまう。
◼️だから逆に同じ方向を向いている人と出会うと
とても心強い。
そしてその中には少しずつ違う人もいる。
それでも少しでも同じところがあれば繋がり合える。
全く自分とは違うと思っていた人にも、
自分と同じカケラを持っていたりするものだ。
その同じものも人によって全然違う。
全ての人が同じ規範を持っているわけではない。
◼️そんなパズルのような人間の組み合わせが社会で。
絶妙に組み合わせると、多分全部繋がるのだ。
なのでこの映画の登場人物には脇役はいない。
たまたま二人にスポットライトが当たっただけで。
それぞれ個々人の人生がガッツリ存在する。
誰もが自由に生きて、誰かを助けたり、助けられたりする。
その過程こそがハッピーエンドなのだ。
パリに咲くエトワール(1) (アフタヌーンコミックス)
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— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) April 11, 2026








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