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2024年10月6日日曜日

【映画感想】ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ

 


■前作見てないのだけど良かった!

北村龍平のVERSUSとか

リベリオンのガンカタとか

ジャッキーチェンのアクション映画なのよね。

冬村かえでの気持ちが分かりすぎて変な所でニコニコ笑ってしまった。

そしてその異様さがあるからこそ、

彼女たち二人が日常に居るのに幸せを感じれる。


■まぁ、日常って言っても殺し屋なんだが。

女の子殺し屋二人コンビが殺し屋協会からの依頼を受けて

ターゲットをぶっ殺しまくるっていうね。

そのアクションシーンがもう無茶苦茶に良いのですよ。


しかし、女の子の役者二人が

アイドルちゃんとかではなく

アクションをガッツリ自分達で出来ちゃう人なのよね。

なので太ももがパンパンにしっかりしていらっしゃる!


動きがキレッキレ!

銃も使えばナイフも使うし

体術が極まっている!


■そんな二人、殺しが無い時は

のんびりと楽しく暮らしているのね。

そのシーンとアクションシーンのギャップがまた良い。


ってことなんだけど。

いや、まだやっぱり日本映画的なダルさは少し残っている。

話内容としてユルいのは良いんだけど

映画鑑賞としてダルく感じるのは良くない。


まぁ、そこをアクションシーン大盛りでくつがえしてくるから

文句つけづらいんだけど。


■そして冬村かえでですよ。

シン仮面ライダーの役者の人ですよね。

この人が怪物と呼ばれる最強の一匹狼の殺し屋。

ってことで恐ろしく強い!


しかし、彼を殺そうとその姿を追っていくと。

彼の生真面目さと人付き合いの苦手さ、

そこから生まれる孤独で友達が欲しいと切望するやるせなさ。

普通の人間以上の人間臭さが溢れ出てしまって。

とってもとても共感してしまう。

そうだよね、生きづらいよね〜。


異常者集団の殺し屋の中でさえ

うまく人付き合いが出来ない。

■そう、女の子二人もたまたま殺し屋の才能があったからやってるだけで。

社会不適合者であることには違いないのですよね。

殺し屋協会の面々もそれぞれに社会に相いれなかった人達で。

しかし、だからこそ社会にすんなり適応している人こそが

異様な存在に見えたりもするんですよね。


■社会に適合するためには

ある程度自分の感情を抑えて

集団のルールに合わせていかなくてはならない。

でも現在はそのルールを暴力的に使う人が多くなってきて。

普通の社会自体が異常者の集団みたくなっているのよねぇ。


■なのでそんな普通の異常から解放された

殺し屋の世界が痛快に見えてしまうのです。


もちろん人を殺すなんて絶対ダメだけど。

普通の社会は日本で毎年2万人の自殺者を出す

異常な社会なのだから。

普通の人の方が人殺しをしているんですよね。


■まぁ、そんなことよりアクションシーンだ!

もう後半に行くにつれ

ドンドンと楽しくなっていく。

もはや格闘技!


そしてその格闘技と違うのは

その先にある死を感じてしまうこと。

銃なんて一発あたれば死んでしまう。


漫画的に主人公には弾は当たらないぜ、

ってことも無い感じが垣間見れて。

誰もがいつ死んでもおかしく無い状況なんですよ。


でも、映画なんでしょ?

と思うでしょ?


この女の子二人はとても仲良しなんですよ!

だからどちらかが死んでしまえばそれは悲しい!

残された方はいったいどうすれば良いんですか!

そんなことを真剣に思ってしまうほど、

二人の友情を守りたくなってしまうのよね。


■冬村が二人を見て

「羨ましいな」

って言うのも良くわかる!


死なないでくれー!!!


■そんな情緒なので

二人の

「生きてて良かった〜」

という言葉が本当に五臓六腑に染み渡るのでありました。


そうだよ

生きていこう!

ヤッタネ!


映画『ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ』公式サイト



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