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2024年6月18日火曜日

【映画感想】マッドマックス :フュリオサ

 


■『マッドマックス :フュリオサ』

良かった!

バイクの免許取りに行かないと!

パワーが強い!

主人公フュリオサの目力!

物語の整合性がガッチリしている。


メタルギアのスネークみたいな人出て来た?

と思ったら初代なのか!?

楽しいなぁ。

圧倒的暴力なんだけど

基本皆生きる為に生命を燃やしているからね

力が沸いてくるのです。


■冒頭のフュリオサの母上様がカッコ良すぎる!

馬を操りショットガンをぶっ放し。

敵のバイクを奪い、

タイヤの付け替えも瞬時に行う!

娘を守るためならこのくらい出来るんだぜ?


■イモータン・ジョーは相変わらず

組織の運営に長けているし

側から見ると恐怖で支配しているように見えるが

ちゃんと集団の生活を守っているのよな。


そこに多少貧富の差はあるのだが、

戦士として認められば上に行けるし

名誉の死という観念を与えられている。

これは生きがい、生きる意味を与えるということで

なかなか出来ることではないのだ。


■そして今回出てきた若手の兄ちゃん。

バイク軍団を率いて略奪により

仲間の生活を確保して行っております。

こちらもこの世界では当然のごとく

暴力と恐怖で支配しているのだけど。

こいつに着いて行けばなんとかなるかも?

って希望が持てるカリスマ性がある。


■イモータン・ジョーは王政による支配政治なのに対して

この若手のディメンタスちゃんは割と民主主義的な気概がある。

皆にちゃんと平等に分け与えようとしている。


こっちの方が良いような気がするのだが。

ここは世紀末の狂った世界なのだ。

それではどうにも治まらなかったりもするのだ。


政治、難しいね。


■と、まぁそんな世紀末政治に興味が行きかけるのだが。

そんな混沌の世界で

少女だったフュリオサちゃんは絶望を与えられ。

憎悪と復讐を友にたくましく生きてゆく。


■彼女は頭が良いし、運動神経は抜群。

そして何より決断力がズバ抜けている!

この世界に最適化された異常な判断力を持っている。


■そうなのだ、その一瞬で判断し

飛び込んで行かなければ

この世界は切り開かれていかない!


ギリギリを責めてゆくのだ。

無謀ではない、勇敢なる勇気を持って!


■暴力によって殺し殺され

奪い奪われるこの世界なのだが。


しかし、だからこそ悪い奴はいないのだ。

ルールのない世界では

生き残ることこそが全てなのだから。

正しいことなど何もない、

それはつまり悪いことも存在しない。


■動物のサバイバル世界の様相だ。

人間性の欠如と言ってもいいかも知れない。

しかし、その本能的な世界に

凄いパワーを感じ

血湧き肉躍る熱さが伝わってくる。


人間性など、薄っぺらな皮一枚だけだったのかも知れない。

戦いに明け暮れる戦士たちはどこか清々しい。

現代の人間社会のドロドロとしたストレスとは無縁である。

全然良くない世界なのに。


だからと言って現代の社会が素晴らしく素敵なものだとは

断言することができない。


■荒野を疾走するモンスターマシンの

唸りを上げるパワーを

我々は切望しているのだ。



映画『マッドマックス:フュリオサ』公式サイト


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