■輪るピングドラム
RE:cycle of the PENGUINDRUM
[前編]君の列車は生存戦略
■映画ピングドラム、想定外に良かった!
え?ほぼ新規絵?
…ではない?
はずなのにちゃんと一本の映画になってた。
怖い^ ^
そして何故か最後の一言で泣いた。
何故だ?!
以前見た記憶も薄れてるので異様な塊を見せられた。
なんだこれは!
■かの幾原邦彦監督なわけですが。
特殊な映像表現でありながら
よく見るとしっかりと地に足がついた
真っ当な映画なのです。
■庵野秀明監督の緻密なアングルやカット割りとか。
イクニ監督のフォローワーっぽい
「劇場版 少女 歌劇 レヴュースタァライト」の古川知宏監督とか。
その方向性に近しい人はごく少数ながら現れているのだけど。
それでも幾原邦彦監督の美学的感覚を持ちつつの
ぶっ飛んだノリノリ感は他では味わえないのだった。
■そして物語に過剰性が無いのだ。
あくまで登場人物の本質に迫ってゆく。
大声で泣き叫ぶことでなく。
本当のことを語ることで、
本物の本音の本質へと。
■しかし、演出は過剰。
いや、華美?
過剰に美しく大げさだ。
なのにまるでそれが当たり前の所作のように
その世界にしっくりと馴染んでいる。
美しき振る舞い。
だからと言ってアニメ的アホさ加減も忘れない。
変なの。
■物語はそれぞれに悲しい運命を背負った物たちが、
それにあらがったり、
他人から奪おうとしたり、
逆に他人に与えようとしたり。
運命のレールを乗り換えようと奮闘する。
■誰も間違ってはいない。
だけど、誰もが間違いを犯す。
どうにもならないこともあるし。
どうにかなることもある。
破滅があれば
奇跡もある。
■そんな話を幾原邦彦監督の奇妙な手腕で
映像作品にしてしまっているのだ。
とても美しい。
とても馬鹿げているし、
ても悲しくて、嬉しい。
なんだろうねー、もう。
まぁ、全てはうまく収まりますよ。
何者にもなれなくて、
何者にもなれる。
多分ね。
劇場版『RE:cycle of the PENGUINDRUM』公式サイト
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ピングドラム漫画。なんだこれ?描いたの全然覚えてない^^ pic.twitter.com/qcZEiCkbuE
— 内海まりお UTUMI Mario (@mariouji) March 31, 2021
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