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2017年11月7日火曜日

【漫画感想】「銀河の死なない子供たちへ」施川ユウキ



人間のいなくなった世界で
永遠の命を生きる子供たち。

永遠に生きたらどうなるのか?
時折見られるテーマなのだが
よくあるのが
退屈してしまったり
無情感に絶望してしまったりするパターンだ




でも、この物語は違う。
男の子と女の子の二人は
嬉しさ楽しさ悲しみ怒り、
全ての感情をあふれんばかりに感じ取る。

そして人間がいなくなっただけで
世界には動物がいて植物があり
大自然がうねっている。
二人は好奇心が旺盛だ。

そうなのだ。
百年生きたら
千年生きたら
万年生きたら
この世界の全てを理解できるのか?

全てが退屈になる程
できうる全ての体験を得ることができるのか?



多分無理なんじゃないかな?

だから永遠に生きようが
たった数十年で死のうが
関係ないような気もする

しかし、永遠でしか感じられない世界もある。



なーんてな。

人に出会う数時間と
大自然を数十年触れ合うのが
同等の価値として伝わってくる。

そんな不思議で
スケールのデカイ
だけどもせせこましい人間的な
とても怖くて
可愛らしい物語ですよ。



この作者、映画的な手法を好む感じなので。
上下巻で終わるこの話。
どのような展開が回転してゆくのか
とても楽しみなのですよ。
試し読み




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