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2016年2月12日金曜日

【漫画感想】ヴィンランド・サガ16-17

ヴィンランド・サガ16-17
漫画単行本しばらく買えてなかったので
ちょろちょろ買い逃したものを買い始めているところなのです。

前巻までの奴隷編はやっぱり少し重苦しく。
「こうであればならない」という主人公の葛藤が苦手でもあったので
どうかなーと思っていたのだけれど。

おもしろーい!

とても愉快な人間模様!

そう、これぞ人間!

ってな感じで
この作者の真骨頂なのですよなー。

北欧のヴァイキングの時代で
平等な平和な社会というのは夢の世界というか
この時代には誰も思い付きもしない到達点なのですよね。
それを何故か主人公は目指してしまう
そんなの出来っこない。
むしろ出来てしまえばそれは漫画のような嘘の世界になってしまう。

しかし、この物語は嘘の世界にならず
どんどんと人間を描いていくのですよー!
もー、たまらん!

作者の思う「こうしなければいけない」と
社会のルールには従わなければならない、とか
その不自由な世界でいかに効率的な行動をするかが全てだろう、とか
でも、それでも私はそうすることができない、
なんて人達が絡み合って世界を構築しているのが
物の見事に描かれて行って
素晴らしくって泣いちゃうのです。

究極の話「この世界から戦争を無くすにはどうすればいいのか?」
それを至極真っ当に
漫画の中で経験させながら辿り着こうとしているのですよー。

うっほうっほ!
とても素敵。

良いですよー。
世界には色々な人達がいる。
その中で自分の意見を通そうとするのなら
その全ての人の想いを理解しなくてはいけない。

それはとても楽しいことですよね〜。

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