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2018年4月2日月曜日

【エッセイ漫画】「大家さんと僕」矢部太郎【感想】


お笑い芸人コンビ「カラテカ」の
あーいえー
おーいえー
俺、入江ー!
の入江じゃない方の人のエッセイ漫画。

都内の格安物件を探していたら
一軒家の2階を賃貸という物件を発見
一階は大家さんであるおばあさんが住んでいるという。
迷ったがそこに決めて暮らしていくと
その大家さんが色々関わって来て
なんだか愉快な日常になって行くという
エッセイ漫画なのです。


漫画自体は素朴な絵柄で
でも基本的なところはガッツリしっかりしていて
さらにお笑い芸人さんであるからなのか
話口調が滑らかで
スルスルと読めてしまう。


引っ込み思案で押しが弱い感じの印象だけど
ちゃんとそれを自分で客観的に見ていて
臆病な優しい自分を演じているけど
自分の損得しか考えてない嫌なところを発見してしまったり
本当なら言わなくてもいいことをどんどん書いてしまうのは
やっぱり芸人さんのサガなのかなぁ、
とか思ったりもする。


まぁ、何はともあれ
大家さんであるおばあちゃんが面白く豊かな人なで
とっても楽しい漫画なのです。

一人暮らしでお金には不自由の無い
セレブ的な第一印象なのですが、
いろんな仕事を経験して来たり
戦争中は疎開してひもじい思いもしたりと
やはり年寄りは年寄りだけの
人生の厚みがあるのだよなぁ、と大変に嬉しい面白さなのですよ。

というかちゃんと女の子でカワイイのですよ。



矢部さんと大家さんの人生の隙間を垣間見れたようで
とても楽しい良い気分なのです。

あぁ、人間って良いなぁ。
なんて素直に思えちゃう。

おっほっほ。
良い感じでございますよ。






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