自動

2015年12月12日土曜日

世の中には2種類の人間が居る。


■いやこれはトンチ的な、言葉のトリック的なことではなく。

2つのことで意見が対立する時

自分の立場の良い人をあげて、
相手の立場の悪い人をあげる。
それをお互いがやりあう。

なんての馬鹿みたいだなー、と常々思っていたのです。

自分の良い所を自慢して、
相手の悪い所を腐す。

だから、自分の方が良い。
または自分の方が偉い。
こっちの陣営に来た自分が正しく、
そうではないオマエは間違っている。

なんて阿呆臭い。

両者の良い所を取り入れて、
悪い所をやらないように注意すれば良いだけではないか。

なので、良いものは良い。
悪いものは悪い。

なんて至極当たり前の結論になっちゃうのですよね。

■初めの時点で2つに分けてしまって
どちらかが良く、どちらかがダメ、
そう決着しなくてはいけない。
そんな誰が言ったわけでもない
決まってもいないルールに縛られて。

相手の良い所を見逃し、
自分の悪い所を見て見ぬ振り。

■両者の良い所を取り入れて、
両者の悪い所をやらないように注意すれば
良いだけでなのですよ。

■勝手に「勝ち負け」にするな馬鹿が!
そう、議論は勝ち負けじゃないでしょう?
より良くするためのもので
あなたが優越感にひたって
いい気持ちになる為のものじゃあ無い。

めんどくせぇ。

うまいもんはうまいんじゃよ。

   
 

2015年12月9日水曜日

【漫画感想】第七女子会彷徨 9巻(つばな)

■不思議で愉快な未来系SF日常漫画「七女」ですが。
次巻で最終巻なのですってね。


■基本的にごく普通の女子高生の日常漫画っぽいのだけど
ドラえもん的不思議道具がいっぱい出て来て
なんだ?なんだとこれは?思えば、そういう技術が進歩した世界なのだ。
現在の雰囲気のまま未来の技術が日常にあたりまえにありふれている光景なのだ。

そんな不思議な技術は時として現実の観念を揺るがす。

■思考実験のような「もし、こうであれば」のバラレルワールドが
現実世界を舞台に実験されてゆくのです。

それは時にホラーとなり
また時には笑いとなり
幸せともなりうるのですが…。

■その中でも特に特殊な世界の仕組みが3つあって
「友達活動」
高校に入ると選ばれた友達と組み合わされ、
友達のしての活動を強制され監視、審査される。

「電脳天国」
死んだ人は希望者のみではあるが、
その人格をコンピューター上に再構成することが出来、
死んだ者のみが行けるヴァーチャル空間で生活できる。
生きている人も気軽にそこの死んだ人達と会話できる。

「適正審査」
将来の仕事や結婚相手さえも、
その適正が審査され、
その人に合ったものが紹介される。
むしろそれ以外の進路は認められない。


■なんて聞くと凄く悲観的な世界を想像しがちだが
皆、ごく普通に楽しくやっている。
「私が本当にやりたいことはこうではない!」
と言っても
「あなたが本当にそれをやりたいと思っているのなら、
適正の結果にそれは現れます。
出ないということは、あなたは本気でそれをやろうとは思ってないのです。
何かからの逃避でそう言っているのではないですか?」
という真っ当な答えが返ってくるのだ。

■とまぁ、そんな不思議な世界に終わりが近づいている。
これまでも異世界の人間や
未来人、果てはパラレルワールドの自分自身さえも登場していたのだけど。
ついに「神らしき」存在が現れて言う。

「こんな、世界は間違っている。なので壊すことにします」

■さて、壮大な思考実験のような世界が壊れる。
でも壊してしまうのも何か違うような気がする。
そもそもこれは漫画の中の話だ。

壊れてしまうと思うということは
存在したということだ。

■つまりこの不可思議な世界は
現実に存在出来るに充分な素養を備えてしまったというわけだ。

現実の世界がこのようになってしまうのもわけはない。
そんなところの変な話。

■まぁ、なんてことはない。
普通に面白い漫画ですよ。

めでたし、めでたし。

はたして、はたして。

極楽京都日記: 【漫画感想】第七女子会彷徨 8巻 つばな

極楽京都日記: 「バベルの図書館」つばな(太田出版):漫画感想  


 

2015年12月7日月曜日

あなたは普通ですか?


■これもまた何度となく言っているのだけど
自分のことを「普通の人だ」
という人は信用できないのよね。

■「私はごく普通の人生を、ごく普通に生きて来たから、私は普通の人だ」
なんて言うのよね。
それはつまり
「何もしてない人が普通だ」
「何も考えてない人が普通だ」
なんてことで。


■そんな人が
「あなたは普通の私とは違う、だからあなたは異常だ!」
と言ったり
「普通の私が言うことが、世間の常識なのです」
「なので、私の言う通りにするのが正解なのです」
なんて言ったりする。

■なぜ、そんなことを断定できるのか?
と自称普通の人に尋ねると
「それは私が普通に生きて来たから、私は普通の人だと言えるのです」
「なので私の考えが、当たり前の、世間一般の、正しい答えなのです!」
なんて答えが返って来て、私は恐ろしくなり逃げ出してしまうのです。

普通の人、超怖い!

■ちょっとしたホラーなんですよね。
しかもそれについて本人は自覚無く
当然のことのように「私は普通だ」と繰り返すのですよ。

■で、それならば「本当の普通」とはなんなのか?
私にもいまだに分かりません。

中間値なのか?
それはどのくらいの幅まで許容されるのか?

そして、それを知るのが私の人生のテーマのひとつです。

■何も考えずに出て来た普通などは
あなたの思い込みに過ぎません。

少し普通について考えてみてください。
それともそんなことは考えないのが普通ですか?

極楽京都日記: 孤独を感じるとき



2015年12月6日日曜日

【漫画入門】漫画がスルスル描ける方法


■漫画描き初めの頃って
漫画なんて話さえ思い付けば
絵なんてどうとでも描けるだろう
なにか難しいところがあれば
似たような状況の他の漫画を参考にすれば
簡単に描けるだろう。

■なまじ多少は絵が描けたので
そんな思いでいたのですが、
実際やってみると
描けない描けない。
絵が描けるのと、漫画が描けるのは別だった!

■まずコマ割りができない。
セリフのフキダシの配置ができない
状況に合わせた漫画独自の絵の構図が分からない。
そして全体の画面のバランスまで考えないといけない。

わからないことだらけで
混乱の極み!

■まぁ、基本的にそれらをなんだかんだで体得して行かなくっちゃいけないのだけど。
漫画の描き方入門とかの本には微妙に載っていない所だったりするのですよね。

まぁ、まずは漫画自体の模写から入って。
最終的にこの「漫画を記憶する」という方法がしっくりきて、
充分な効果が達成されました。

■具体的にいうといちいちいろいろあるのだけど、
「こういうときはこのパターン」
そして
「なぜそのパターンなのかの理解」
これを繰り返して
どんどん蓄積させてゆく感じなのですよな。
そうすると最終的に
どんなシーンでも漫画に出来る様になるのです。

■さらに、映画などを見ても
構図の意味がわかるようになるのですな。

あー、でも漫画はセリフのフキダシがあるので
そこが他の映像表現と違って制限があるところです。
基本右から左だし、
1コマに多くセリフがあるとどんなシーンなのか
少ないときの時間経過はどうなのか?
みたいな感じで、
いちいち言えばきりがないのですが。
そこを意識しながら漫画を読むと入ってくるのですよね。

■で、そこで記憶して反芻すると
それがするりと入りやすいわけですよ。

割と職人的な「見て憶えろ」なんですが。
まぁ、それしかないよなー、ってな感じでございます。

↓これの前2つがすごく技術的な解説だった記憶。
 

よつばと13巻【漫画感想】

■よつばと最新13巻買って読んだー!
なんだよ!もーー!!
ふざけんなよバカー!

超面白いじゃねーかー!!

うわーん

どてんばたん


 ■…ということでサイコーですわよ。
普通に絵も進化しているのも異常だわよ。
なんなんだバケモノなのかよ。
あー!もー!

■これ読むとねー
「あぁ、子供の頃そんなこと思ってたよなー」
なんて思い出すのよね。

これ意外と描けないトコロなのですよ。
出してもらえれば、あぁ、そうそう!と思い出すのですが
さぁ、子供のころに思っていたことを思い出せ。
子供のころにどう考えていたのかを話してみろ。
と言われても全然出て来ない物なのですよ。
それをものの見事に漫画にしてみせているものだから
驚くほかないのです。

■しかし、この物語の子供である「よつば」が
子供のありのままの姿かと言えばそうではなくて
かといって大人が想いえがく理想の子供の姿でもない
多くの人の記憶の中にあるその人達の子供の頃の記憶がまとまって
中心が掘り出されたような不思議な感じなのですよなー。

■漫画で子供を描くと、大人から見た子供を
ついつい描いてしまうのですよー。
でも、それはそう思っているだけで、実際にはそうではない。
自分も昔は子供だったはずなのに、
それはもうどうやっても思い出せない。
なのに「よつば」を見るとそのことの気持ちだけが
すいすい浮かび上がってくるのです。

すごいなー、もー。

■そしてさらにいうとまわりの大人や年上の子供達も
そこらに普通によく居るキャラに見えますが
これらも実際には存在できない。
いや、ひとりひとりは探せば居るかもしれないが
普段そこらにありふれた人物ではないのですよ。
とてもステキな人達です。
それも全てが。
オールキャスト素敵な人達なのですよ。

奇跡のような普通の空間が出来上がっているのです。
ありふれた当たり前の世界に見えるけれども、
なぜかそれがとんでもなく美しく輝いて見えてしまう。
それでいて、ひとりよがりの無理矢理に幸せをくっつけ集めた嘘の世界でもない。

■きっとこのような空間はどこにでも存在するのだ。

しかし、それはひとりの人生で5分だけのことだったり。
1時間だけどか、1日だけのことだったりする。

それらがギュッとこの漫画の中に集まって
全ての人の幸せと感じる欠片の集大成で出来上がっているのですよね。

それを丁重に拾い上げて、組み立てて
光を当てて、出来上がり。

たまんないですわ、もー。

■これはあなたの幸せで
私の幸せでもあり
あなたがこれから未来のどこかで見つける幸せなんですよー。

なんてなー。

■もー!
悔しい!

こんなもん、こんなもん!

良いとしか言えない!

わはははははは!

■ねー、ばーちゃんのキャラ良いよねー。

 

2015年12月5日土曜日

【魔法使いのお時間よ】ALL電子書籍化【魔王のホライゾンシネマ】

追記:2020年10月

電子書籍代行してもらっていた
ベンジャネット株式会社さんが事業見直しの感じで
今出てている電子書籍を
2020年12月末で配信停止の予定。
とのことです。

なので中途半端に買ってるものは
全部買ってしまっても良いかもね?
とりあえずダウンロードしたものは別に消えないので。

kindle版は自分でやっているのでこれまでと変わらず。
むしろこっちに移行しよう。


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魔法使いのお時間よ
魔王のホライゾンシネマ


ちょっとまだ調べ切れてませんが
ここらあたりで出てる所は出てるみたいです。
のちほどまた書いて行きます〜。

Readerstore、auブックパス、Kindle、Kobo、iBookstore、Booklive、Kinoppy Googleplay、dマーケット、Bookwalker、Ookbee、ブック放題、honto Yahooブックス

3/6 dマーケット(dブック)に追加!
3/6 ブック放題に追加!
(月額読み放題サービスです)
1/19 hontoに追加!  
Yahoo!ブックストアに追加!
12/14 koboに追加!
12/5 BOOK☆WALKERに追加!
12/5 Kinoppyに追加!

■電子書籍kindleでは個人でやっていたのですが
その他にもいろいろ電子書籍フォームはたくさんあって
まぁ、それらも全部、
個人でもできないことはないのでですが
非常に面倒臭い。
そんな折りにベンジャネット株式会社さんから
ウチでやりまっせ〜どないでっか?、とお話を貰ったので
そんじゃお願いしまーす。
と丸投げしたのでありました。

そんなわけで、これから順次ほぼ全ての電子書籍プラットフォームにアップされてゆくと思います。

■内容は
魔法使いのお時間よ1巻 1〜20話分
魔法使いのお時間よ2巻 21〜40話分
魔法使いのお時間よ3巻 41〜60話分
魔法使いのお時間よ4巻 60〜76話分

魔王のホライゾンシネマ1巻 1〜24話

になります

■個人で出しているkindle版は
魔法使いのお時間よ1巻 1〜10話分+同英語版
魔法使いのお時間よ2巻 11〜20話分+同英語版
魔法使いのお時間よ3巻 21〜30話分+同英語版

魔王のホライゾンシネマ1巻 1〜13話+同英語版
魔王のホライゾンシネマ2巻 14〜24話+同英語版

となっております。
表紙が同じになっちゃったのでお間違えの無き様に

■そしてkindle版も同じく20話分ひとまとめにしたバージョンを
出していきたいところですが。
わたわたしておりますので少々お待ちを。
(英語版の翻訳してくれた人が連絡つかないので、同梱版の今度はちょっと不明です、スマヌ)

■そんな感じで各地出来しだいここにリンク貼ってゆくので
あなたの使っている電子書籍プラットフォームがあれば
すぽんとさらりと買ってみてくださいな。
とりあえず今出しているものが
まるっぽ全部ひとまとめに読めちゃいます。

普通に出版ですよ!よろしくよろしく。
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■dマーケット(dブック)

魔法使いのお時間よ

魔王のホライゾンシネマ

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■ブック放題に追加!(月額読み放題サービスです)
魔法使いのお時間よ
魔王のホライゾンシネマ
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■honto

魔法使いのお時間よ

魔王のホライゾンシネマ

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
■ヤフー!ブックストア

魔法使いのお時間よ

魔王のホライゾンシネマ

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■kobo(楽天Kobo電子書籍)

魔法使いのお時間よ

魔王のホライゾンシネマ

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■BOOK☆WALKER

魔法使いのお時間よ

魔王のホライゾンシネマ

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■紀伊國屋電子書籍Kinoppy

魔法使いのお時間よ

魔王のホライゾンシネマ

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■kindle

 


紙の本はその他いろいろと「出したら売れる」と出版社の人に思わせないと無理です。
なので盛り上げる方向で是非!

2015年12月2日水曜日

パーセンテージで言ってくれ。


■まぁ、よくありますよね。
なにか新しい案を言うと
「しかし、それで悲しむ人もいる!」
みたいな。

■そりゃ、100%の人が喜ぶ物なんてないよ。

100%のものしかやっちゃダメなんて言うのなら、
何も出来なくなってしまう。

それでもなんとか100%のものを作ろうとしたら
それは「誰も悲しまないけど、誰も喜ばないもの」になるでしょう。
それこそなんの意味もないものじゃないですか。

■なのでパーセンテージで言ってくれと。

反対意見はどのくらいの割合でいるのだ?
それが半数以上ならその計画は改善すべきだろう。

しかし、そんなことを言う人は
「なんとなくそんな意見の人はいっぱい居る気がする」
みたいな思い付きの思い込みの
なんの調査もしてない自分の考える雰囲気だけで喋るから。

■新しいことをやるべきときに
そういう人は害悪でしかない。

■そしてもちろん、その人達は
反対するだけで
何かをしようとすることはないのだ。

そんな奴らは放っておいて
仕事を順次進めてゆきましょう。

これと同じようなことは沢山書いていたよ。

極楽京都日記: 反論するのは簡単だ。

極楽京都日記: 反対派VS賛成派