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2014年2月19日水曜日

山賊ダイアリー:漫画感想

山賊ダイアリー

■山賊ダイアリーが面白いなぁ。
イブニングを読んでいたときは絵がそんなに巧くないので
敬遠してたのですが
やたらとまわりにオススメする人が増えて
買って読んでみたら面白かったです。
ちょっと読むつもりがずるずると読んでしまいます。

■作者これが初の漫画なのかと思ったら以前にも連載していたけど
紆余曲折で地元に帰って「猟師」になって
それをエッセイ漫画として描いてみたらば意外にヒット!
という感じのご様子。

■現代の「猟師」って何してんの?
ってな興味からぐいぐい読んでしまうのよね。
それでも、なんでこんなに面白く読めてしまうのかなー?
と考えたのですが
この人すっごい理屈好きな感じがするのですよね。

「動物を殺して食う」ってのに生理的に嫌悪感を覚える人がいますよね。
そしてそれに対して
「いや、それが自然だから食べるのは正しい」って反論する人。

この作者はどちらにも「ノー」で
「肉おいしいから食べるし」
「猟が面白いからやってる」
おいしいと面白いのいたってシンプルな考え。

生理的に嫌いでも美味しいでしょ?
趣味を正しいとか正しくなとかでやらんでしょ?

そしてそれらが自分で出来るのならば「やってみたい!」
やり方は「調べる!」

ここらへんが原動力で
楽しんでいろいろな経験があるから
読んでるこちらは難しいこと考えずに
「おもしれぇなぁ」
と読んでしますのです。

■ほんとう理屈好きと言うかオタク気質なのでしょうね。
この人、他の猟師さんよりも猟の知識は豊富なんですよ。
あのなんだ、絵の描けないヤンキーがバイクの絵だけは描けるってのあるじゃないですか?
あの感じで好きなことだととことん調べるし細部にもこだわる。

そしてそれらをやるチャンスがあれば直ぐに動く
この行動力に感動というか面白さの秘密があるんでしょうねぇ。
だぶん、読んでる人もちょっとは「猟」やってみたいと思う気持ちはあるけど。
きっと絶対にやらない。
その絶対やらないことを、やっている人からは目を離せませんよね。

そしてそんな知識を溜め込んだ作者が
猟に出てみると、なるほど本で読んだ通り、だとか。
ここはこういう場合もあるのかー!、とか。
そんな知識をふっ飛ばすベテラン猟師さんの勘、とか。

発見と新しい体験ばかりで
超楽しそう!


やっぱり知らないことを知るのは楽しいのだよなぁ。
そしてそれを自身で経験できたとならばなおさら!

■そんな感じで日々が退屈だ、なんて言っている人は
読めばよいですよ。
そうでない人も読めばもっと人生が楽しくなる。

あと、肉が食いたくなるし
肉と共にお酒も飲みたくなる!

腹減ったー!
喰おう!
そして飲もう!


■そして「猟期」ってのがあって11月~2月なのね
「狩猟期間中は不定期連載になります」あとがきが面白いなぁ。
今、まさに!


これは違うよ^^

山賊ダイアリー | 関根つなみ [pixiv]

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